外反母趾はなぜ起こる?【横浜市保土ヶ谷区パーソナル整体サロンTTC】

大人も子供も外反母趾!!


女性に多い親指の変形と痛み


☆外反母趾とは

「足の親指が外側に曲がている!!」「親指の関節が出っ張てて、靴に当たって痛い!!」という症状でお馴染みの外反母趾。ハイヒールを履く成人女性に多い疾患ですが、実は子供も男性もなります。18歳以下の発生率は男性5.7%、女性15.0%、18~65歳では男性8.5%、女性26.3%、65歳以上では男性16.0%、女性36.0%と言う調査結果があります。 

 

☆原因は遺伝かハイヒールか?

家族に外反母趾の人がいる割合(63%)、中指より親指が長い人がなる割合(77%)という報告からも「生まれつき外反母趾になりやすい人」というのが存在します。その他、体重の重い人、偏平足・回内足の人、足の筋力が弱い人、反り腰の人などが外反母趾を強める要因とされています。一方、「小さいサイズの靴を履いている・ハイヒールを履いている」などの足の形状に合っていない足趾が押される靴は、発生・進行の危険因子とされています。

 

☆弱い親指に体重をかけすぎているのが原因

まとめると「親指への過負荷」が原因です。親指への過負荷を減らす対策が必要ってことです!!1つ目は身体の使い方を変える、2つ目は道具を変える、3つ目はメンテナンス、これでつらい外反母趾を乗り切りましょう!!

 

☆母趾球神話を疑え!!

スポーツ現場では特に「重心を前に!!母趾球に体重を乗せろ!!」と指導されることがあるかもしれませんが、大概が「乗せすぎ」ています。足は偏平足(回内足)、膝は内側に入り、親指だけに負荷がかかり続ける・・・これでは関節が曲がるだけでなく、しっかりと踏み込めない為パフォーマンスも上がりません。重心の位置に注意して股関節を使いながら、小趾を使いながらの母趾球荷重の練習が必要です(簡単にいうと踵上げや踵上げ状態でスクワット)。

 

☆内また(X脚)の子も外反母趾になり易い

内またの子は足元を見ると、偏平足(回内足)になっている子が多く親指に負担のかかりやすい身体の構造になっています。また、多くが体幹を含めた筋力が弱く身体をしっかり支えられないのが特徴的です。このような場合は少しずつ体幹と足の筋力・バランス能力を鍛える運動をしてあげる必要があります。

 

☆まずは物を変えるべし

とは言っても「生まれた時からそうなりやすい身体」をしているわけなので、本人としても変えるのは非常に困難なことです。ですのでまずは「物を変える」ことが先決。具体的には靴・インソール・靴下です。靴はつま先がラウンド型で先に1㎝余裕があり、ひもやマジックで止められて踵は安定している物(いわゆるウォーキングシューズやランニングシューズ)。きつ過ぎても・ぶかぶか過ぎてもいけません。と言ってもなかなか合う靴が無いのが現実で、そこで必需品が機能的なインソールです。力を地面にしっかり伝えなければならないスポーツ選手や何が何だかわかっていない子供にはインソールは必須アイテムです。そして5本指ソックス。かっこ悪いなどとは言ってられませんね。

 

☆それでもヒールを履きたいのよ~

履いてくださいよ~。でも出来るだけメンテナンスして下さい。アキレス腱ストレッチで足首の柔軟性確保と足指を広げるマッサージ、そしてヒールを履いてもすらりと立てる体幹・下肢の筋力強化。「ハイヒールに履かれている貴女なんて、私見てられない(/ω\)」

 

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