シンスプリントに負けないで!!【横浜市のスポーツ整体&コンディショニングTTC】

ランナーに多いシンスプリント


骨の痛み?筋肉の痛み?対処法は?


☆シンスプリントとは

「脛の真ん中よりちょっと下側・内側が痛い!!」「体重を乗せると痛い!!」という症状の場合はシンスプリントの可能性があります。長距離ランナーや着地動作の多い競技の選手に多く、ランニング障害の13.2~17.3%を占めると言われています。特に男性に比べ女性の発症リスクは1.91倍高いとされ、完全なランニング復帰までは3~4か月かかると言われています。

 

☆疲労骨折に注意!!

主な原因は脛の骨の内側を通る、後脛骨筋・長趾屈筋・ヒラメ筋と呼ばれる筋肉達が繰り返し引き延ばされて骨膜にけん引ストレスと、直接脛骨に荷重がかかり続ける圧縮ストレスと言われています。重度の場合「疲労骨折」を起こしている場合もあるので、まずは整形外科で検査してもらいましょう。

 

☆休めば痛みは治るけど

基本的には過度な負荷をかけなければ痛みは改善しますが、「中々治らない・ぶり返す」こともよくあります。答えは明白で「そこにかかるストレスが改善されていないから。」。脛の筋肉と骨にストレスのかかりやすい動きを繰り返していたから痛みが出たわけなので、この動きを変えなければなりません。その動きは過回内です。

 

☆対処法はインソールと筋力強化

過回内(偏平足)であると足首は急激に内側に倒れ、内側の筋肉が引っ張られると共に脛の内側に体重がかかります。これをインソールで補助してあげて、引っ張られる幅を少なくし、スピードを遅くしてあげる。尚且つ体幹・股関節・足部の安定性向上の為の筋力低下が必要です。

 

☆ニーイン・トゥーアウトは要注意

シンスプリントになり易い選手の足は、回内足(偏平足)でスクワット動作や着地動作の時にニーイン・トゥーアウト(つま先が外・膝が内)であることが多いです。この足の使い方は前十字靭帯損傷・内側側副靭帯損傷などをはじめとした膝関節障害や膝関節痛・腰痛を合併しやすい他、力の伝達が上手くいかずパフォーマンスが上がらない事にもつながる為、早期に修正した方が良い状態と言えます。

 

☆メンテナンスも忘れずに

いくら動き方を変えても、日頃のストレッチや栄養補給、休息などを怠っては治るものも治りません。楽しくスポーツが出来るように自分の身体を是非労わってくださいね~。

 

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