皆さんは、美味しそうな熱々のラーメンを食べるときに手づかみで食べますか?食べませんよね(泣笑)。でも何にも知らない赤ちゃんは手づかみで行きます。そしてケガをしちゃいます・・・赤ちゃんのお腹も満たされず、お母さんは動揺し、美味しそうなラーメンも台無しです。「そんなの与える大人が悪いよ!」「大人は火傷の危険性と箸っていう道具を知ってるから大丈夫なんだよ。」「ラーメン食べるのに手をやけどするってありえないでしょ?」って思いますよね、当然。
それではサッカーをするとなったらどうでしょうか?とにかくサッカーボールを蹴れれば、遊びのサッカーは何とかなりそうですね。でも試合に出るとなったら?試合で勝つとなったら?「とにかく蹴れー!!気合いで蹴れー!!」で通じるでしょうか?これは無理ですよね?ルールやポジショニングを知らなければいくら足が速くても、ボールを蹴れても、勝つことは出来ません。サンダルよりスパイクの方がいいでしょうし、ジーンズよりも短パンの方がいいでしょう。
でも・・・そんな当たり前のことを知っている皆さんですが、自分の心と体のことになると、急に手づかみになります(笑)急に「とにかく行けー!!」になります(汗)。何ででしょうね~。
今回はスポーツを例にして書きますが、仕事・勉強・美容・健康・家族関係にも置き換えながら是非ご覧下さい。
次世代根性論とは?
今までの根性論のデメリット
☆身体が壊れる
無理な動きの繰り返しで身体を壊す事が多くあります。「痛いと言ったら怒られる」「痛いと言ったら試合に出られない」「痛いと言ったら弱いやつだと思われる」とパフォーマンスアップよりも、親・監督・コーチ・先輩など周りの目を優先させてしまいがち。
☆心が壊れる
自分の身体は「これ以上やったら壊れちゃうよ」とサインを送っているのに無視・・・。自分の感覚と感情を「根性!!」と言って麻痺させ続けた結果、自分自身何が何だか分からなくなってしまいます。
☆パフォーマンスが下がる
心も身体も壊れていたら、良いパフォーマンスを発揮できるとは思えませんよね?「練習を休んだら下手になりそうだし、試合に出られない。」と心配して練習を続けたら、逆に身体を壊して下手になったし、痛くて試合に出られない・・・なんてことになったら何の為に頑張っているのかわかりません。
今までの根性論のメリット
☆没頭出来る
感覚を麻痺させることはデメリットばかりではありません。不要な感覚を感じさせない事で「没頭・集中」出来ることもあります。
☆やり抜く力がつく
嫌な事があっても、やりたい事の為には諦めない「やり抜く力」が身に付きます。
☆パフォーマンスが上がる
やはり練習量は大切ですね。「出来ない」と言っている人は圧倒的に練習量が足りていない場合が多いです。集中してやり抜くことでパフォーマンスアップに繋がります。これにはやはり忍耐力・根性が必要です。
やっぱり根性論必要じゃん?
☆結局は根性!!
結局は根性が重要です(笑)。何言ってるんだと思うかもしれませんが、今までの根性論の「とにかく練習する・痛みを我慢する=根性ある」と言う考えを見直せば良いと言う事ですね。
☆練習するだけが根性では無い
集中・没頭してひたすら練習することは超重要。それはそれですが、身体が壊れそう・心が壊れそうと言うサインを見過ごすのは、逆にそこを解決せずに「逃げている」事になります。逃げている・・・「この根性無しが!!」です。
☆身体をケアするのも根性!!
ストレッチやマッサージをしたり、良質な睡眠をとったり、栄養のある食事をとったり「規則正しい生活」していますか?結構これ「面倒くさくてやらない」人多くないですか?面倒くさいから・・・ついつい・・・逃げる・・・「この根性無しが!!」ですね。または休むと駄目な気がする・・・怖い・・・逃げる・・・「この根性無しが!!」ですね。
頭(脳)と感覚を使う新しい根性論
☆知識を身に付けよう
心と体の知識を身に付けることで、動きやすくなったり、ケガをし難くなったり、ケガから早く復帰出来たりする「可能性」が広がります。これはパフォーマンスアップに繋がると思いませんか?
☆感覚を磨こう
持っている知識を実践した結果どうなったか、自分が今何を感じているのかを大切にしましょう。より良い方向に進むには何を選ぶのが良いのか、自分の感覚を無視しないで下さいね。
☆偏った意味付けを解放しよう
今までの経験や置かれた環境によって、頭が無意識のうちに「苦しくなる意味付け」をしている事があります。と言うか、上手く行かない原因はこれが主です。違う角度から現実を見る事が出来ると「そうだったのか。」と気が楽になり、先に進むことが出来るようになりますよ。ここは大切なので後でゆっくりブログに書いていこうと思います。
☆動く事がポイント
動くことで頭で思っている事と実際に起こっている事のズレを感じる事が出来ます。心と体を繋ぐ鍵は「動く-感じるー修正」の繰り返し。「わからなければわかるまでやる!!」と言うのはやはり必要な方法です。ただ、「感じるー修正」を忘れないようにしましょう。
☆面倒くさいと思ったら
気合いだー!!!!!!!!!!!
なんてね。時々は休んで下さいね~。